サヨナラ、関東。サヨナラ、・・・

「東京でバンドがやりたい」というアホの一念の元、大学進学を口実に田舎者根性丸出しで広島から上京して以来20年以上、

バンドの夢などとうに捨て去り、ダラダラと関東に居残って実に人生の半分以上を関東、主に神奈川で過ごしてきた。

 

父方出雲、母方吉備、そして本籍は福岡県春日市の奴国候補地という、関ヶ原西軍にして古代には葦原中国の血には逆らえず、加齢と共に関東に住んでいる事の違和感を募らせてきた。

 

そしてここで何度も書いている通り、いつしかアキバに通う理由であるばかりか、関東に留まる理由ですらあった大切なものをコロナ禍で失ってはや3年、IT関係が生業のためコロナ禍以前よりクライアントとの打ち合わせはリモートが中心であった生活は、いまやクライアントを選ぶ事なくリモートが当然となり、「推し」の再来も見えない今、関東に留まる理由は皆無と言っても過言ではない。

 

人生が100年とすれば折り返し地点には少々早いものの、平均寿命で言うならば折り返し地点に到達した今、血の導きに従い、古代史と共に人生を送るべく西へ赴こうと思ふ。

 

様々に検討した末に出した結論は、奈良北部。

神武東征に対抗した長髄彦(登美能那賀須泥毘古)の本拠地にして神武東征終焉、つまりは日本誕生の契機とされる登美()の地。

日本古代史には様々な謎があるが、ここ数年最大の関心事の一つは、神武東征以前に大和の王であったとされるニギハヤヒと、それに従う豪族長髄彦である。

移住予定地の周辺にはニギハヤヒ長髄彦、そして神武東征にまつわる史跡が数多く。

また、神功皇后陵をはじめとする佐紀盾列古墳群も近く、時代が下れば平城京の地でもあり、歴史と共に生きるのにこれ以上の場所はない。

 

移住を決意したタイミングでの最大の関心事に連なる地が、真なる日本の古都、始まりの地 大和であったというのも何かの思し召し。

日本の誕生を見守った生駒山に抱かれて残りの人生を古代史とともにすごそうかと思ふ。

 

と、古代史のみに殉じるような事を言ってはみたものの、そこはヲタク、

西の秋葉原、大阪なんば日本橋へは電車一本30分、京都へは乗り換え一回40分という好立地に背中を押された事も事実。

さらに言えば、奈良にリニアが通った場合には地価に変化が現れるだろうと言う皮算用もある。

 

そんな様々な思い、希望を胸に、

人生のエピソードⅧ  ボッチ弁理士編は終了。
2023年5月(から6月)より、エピソードⅨ 奈良移住編スタート予定!